「ウイルスを拡散させないように、できるかぎり人との関わりを自粛してください」と、政府が4月7日に緊急事態宣言を表明して3週間が経ちました。見えない敵、新型コロナウイルスCOVID-19と戦う日々の中で、他にもたくさんの見えない敵が存在して、事態の収束を遠ざけていることに気づかされます。想定外の災禍に見舞われた時、もっとも怖れなければならないのは、現実を認めようとせず進むべき道を見失ってしまう迷い、弱い心です。

「自分だけがつらい」と思ってしまうのも、「自分だけはだいじょうぶ」と思ってしまうのも、どちらも真に現実を受け入れてはいないのです。地球規模の命が脅かされている未曽有の事態だからこそ、「つらくても」やらなくてはならないし、「だいじょうぶ」なはずはないのです。何をやるべきかの答えは、すでに私たちの心の中に存在しています。ひとりひとりが今できる最善のことを強い心で選択していきましょう。そうすれば、事態は速やかに収束して、やってよかったと思える日がきます。

そして、与えられた家族の密な時間を、いつもはできなかったことに活かしてください。煮詰まってしまったら、人との関わりは接触しなくてもできます。たとえリモートのテレビ電話ができなくても、電話でも、メールでも、LINEでも、人とつながり心を通わせることはしていきましょう。答えが見つからない時、困った時に、つながって一緒に考えますから、ぽけっとへもいつでもご連絡ください。

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